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施設を選ぶならまず見学を行うことが一番です

老化は誰にでもやってきて誰かに手助けを得ることになるけれど

本当は自宅で暮らし続けるのが良いと誰もが思っていますが、老化は誰にでもやってきて日常動作が思うように出来なくなり、家事などの日常生活が億劫になったり困難になると誰かの手助けを得なくては暮らせないと思うようになります。

介護保険制度は高齢者を社会で支えるという謳い文句で始まって、確かにいろいろなサービス事業者が林立しており、利用者が自由に選択できると言いながら何を基準に何を頼りにしてよいのかがわかりにくい状態が続いています。

自宅での暮らしは何かと手間がかかるもので誰かの手を借りたとしても、介護保険サービスでは全てを援助してもらえるわけではなく、毎日の生活に不便を感じざるを得なくなります。

そのような時にはいっそ老人ホームなどの施設を利用する事を考えることになりますが、自分の身の回りの事はなんとか出来る状態であれば、特別養護老人ホームは介護が必要な方が入る施設ですし、ケアハウスという比較的入居費用が少ない老人福祉施設もあるにはあるのですがどうも施設の数が少なくて利用は簡単に出来そうにもありませんのでこれも使えそうにありません。

介護保険サービスを利用していればケアマネさんも相談に乗ってくれそうですし、デイサービスやショートステイなどを利用する事で施設の雰囲気はわかると思いますが、介護保険サービスを利用する程ではないという生活を過ごされている方にとっては、施設だけでなく介護保険サービスも遠い存在だと思います。たまたま介護や高齢者にかかわる仕事をされている方が身近におられれば、その方から情報を収集することが可能となりますが、なかなか施設の善し悪しや細かな日常生活の様子までは知ることは難しいものです。

終の住処になるかも知れない老人ホームを知るには

施設の情報を得るには新聞、TVの広告やインターネットなどが媒体となっていますが、その情報だけでは判断が難しいですし、パンフレットや資料を請求してそれを読んだとしても、具体的な実感をつかむことが施設という知らないものにはとても難しいという事がわかるくらいです。

やはり百聞は一見に如かずというとおりで、どんなにインターネットで情報を見ても施設や紹介業者の説明を聞いてもそれは間接情報にしか過ぎませんし、嘘はないのでしょうが本当をすべて伝えてくれているかどうかはわかりませんので、やはり実際に出かけて見ることが施設を知るには一番良い方法であります。

施設見学にあたって何も準備をせずに出かけるのも先入観を持たずにピュアに感じるという事から良い事ではありますが、時間がなかったり具体的に利用したいと考えている施設がわからないという場合には、自身や家族が利用する事を想定してインターネットで情報を得て見学候補の施設を決めるのが良いでしょう。

ここの「老人ホームマップ」サイトには多くの口コミがありますし、このサイトの口コミやアンケートをもとにした「介護施設にだまされるな!」は電子書籍版も出版されてすぐに手に入りますので、施設を知るには手軽で参考になる情報です。試しに自宅の近くに評価の高い施設がありましたら実際に出かけて見ても良いかと思います。反対に口コミの評価が悪い施設に出かけて見るのも良いかもしれません。本にも書かれてありますが、口コミというのはあくまでも参考程度のレベルだという事を忘れてはいけません。

五感を使って施設チェックするといろいろな事がわかって来ます

施設情報はこのサイトにある情報を参考にしながらインターネットで得ることにして、その情報を整理してリストにする事は忘れずにしておきましょう。本を手に入れたなら忘れずに持って行きましょう。電子版でしたらスマホやタブレットで見ることが出来ますから、スマホならチェックリストがいつでも確かめられます。

五感チェックはどのような事がわかるかといいますと、見えることでは室内ですと壁・壁紙の色や配色、コントラスト、明るさ、暗さ、掲示物、障害物、ゴミや埃などの状況について見えるものです。寒色系の配色で整理整頓が行き届きすぎるなどで生活感が乏しいという事を感じるかも知れません。

聞こえることでは職員さんの話し方、利用者の会話、騒音、雑音、BGMや作業音などです。生活音がなさ過ぎて足音が聞こえるかも知れません。触れることでは室温、湿度、床の素材や歩きやすさ、わかりにくい段差や勾配、手すりやドアノブの材質、使いやすさなどです。汚れや埃もわかるかも知れません。臭いについては施設、居室、トイレ、浴室、共用スペース、屋外などの臭いです。施設職員さんの匂いでくしゃみが出るかもしれません。

最後に味わうということでは、本にもありましたが試食することで個体差がはっきりしている味の好みがわかります。あと水を飲んでみるのも良いでしょう。飲料水や生活用水が悪いといろいろと支障が出てくるかもしれません。

文字を見ながらのチェックも良いですが、生活するという事を考えたら五感を通じてわかる事の方がいろいろ大切なことを知る事が出来る可能性があります。



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