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有料老人ホームの居室面積、入居率、平均年齢について確かめてみましょう

有料老人ホームの居室面積はどのくらいの広さが多いのでしょうか

介護付有料老人ホームの最小居室面積は13㎡以上が最も多く、それに次いで18~25㎡未満となっています。介護居室の基準が一室18㎡以上で一人あたりの専有面積が13㎡以上となっていますので、一人あたりの専有面積基準を多くの施設は満たしていますが、残念ながら居室の基準面積を満たしていない施設が多いという事が言えます。ただし、制度の移り変わりにより経過措置が執られているなどしているため、基準を満たしていない場合でも必ずしも違反という事にはなりませんので、介護付ホーム入所を検討する場合には、施設見学の際に経過措置等の対象になっているかどうかの確認が必要となります。

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住宅型有料老人ホームの最小居室面積は13㎡未満が最も多く5割近くを占めています。介護居室の基準と比較すると基準を下回る居室面積のものがある住宅型ホームが多い事になりますが、これは先に述べたとおり制度の移り変わりの中で経過措置等の対象となる住宅型ホームがあるので、基準より狭い場合でも必ずしも違反とはならない可能性があります。実際に施設見学を行った際に、居室面積が基準より狭い場合には、経過措置等の対象になっているかどうかの確認が必要となります。

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有料老人ホームの入居率はどのくらいなのでしょうか

有料老人ホームの入居率は平均すると85.1%となります。介護付ホーム、住宅型ホームのいずれも平均は85%前後の入居率となっており、いずれの種別の施設でも80%以上が70%以上の入居率となっています。ただ、住宅型ホームの約11%が50~70%未満の入居率となっている施設があり、住宅型ホームは供給過多となりつつあるとも考えられます。

有料老人ホームの入居者平均年齢は何歳くらいなのでしょうか

有料老人ホームの入居者平均年齢は全体で84歳、介護付ホームで85歳、住宅型ホームで82.9歳となっています。平均年齢を2歳ごとの年齢階層で区切ったグラフで見てみますと、全体では84~86歳の施設が最も多く、次いで86歳以上の施設が多くなっており、有料老人ホーム全体の入居者平均年齢は84歳以上の施設が多いと言えます。

介護付ホームが全体の傾向を左右している事がグラフを見るとわかり、住宅型ホームは82歳以降の平均年齢の施設がほぼ同じくらいの数となっていて、比較的幅広い年齢の方が入居されていると考えられます。それでも全体を見ると平均年齢は70歳代後半以降がほとんどであり、従って後期高齢者の方が多く入居されているだろうと言う事を、有料老人ホームの利用を検討する際の検討材料として知っておく必要があると思われます。

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