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5W1Hを心がけて記録は記載することが必要です

コミュニケーションは、ひとりでは成り立ちません。コミュニケーションは、送り手ならばコミュニケーションの相手に自分のこと(情報)を知ってもらうこと、受け手ならばコミュニケーションの相手のこと(情報)を自分が知るために行うものであります。

記録は、文字を使った言語コミュニケーションの一つの方法です。記録は、記録者(送り手)が持つ情報(利用者について知り得たこと)を、記録を読む相手(受け手)に知ってもらうためのコミュニケーションの手段となります。介護職が介護ケアのサービス・支援の提供を行って、介護職が知り得たことを送り手として記録した場合の、介護職が知り得たことの受け手は、利用者、家族、サービス提供責任者、介護サービス事業者管理者、ケアマネージャー、ケアチームメンバー、行政職員などとなります。

介護職が利用者について知り得たこと(情報)の受け手は、数多くの様々な立ち場、役割、職種の社会資源となる人々が対象となります。ICFがケアチームの共通言語となることを目指しているように、記録も誰が読んでもわかる表現方法と共通化した表記・表現方法で内容が記載されていることが求められます。

共通化した表記・表現方法と言っても、定型フォームにチェックをすることで、記録が出来上がるわけではありません。介護ケアのサービス・支援を実施したという事実は記録されますが、その時に利用者から知り得た情報は、ことばとにして文章で記されなければ、記録の受け手が知ることが出来ません。これでは、記録が持つコミュニケーションの役割を果たすことが出来ません。

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<図1>記録の表現方法

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