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風通しの良い人間関係には互いを知り合うことが大切となります

介護職は、職務上で様々な職域、職能、立場、役割の人々とかかわりを持つことになります。すべての人と平等に、誰に対しても同じ距離感やスタンスでかかわりを持つ事は、とても無理なことであります。それぞれのグループや事業所などで、業務に支障の無い範囲でかかわりを持つ事が出来るキーパーソンとなる人を、出来るだけ早い段階で見つけ出すことが必要となります。

介護職として、信頼関係を作り上げて、より良い人間関係を保つためには、まず相手を知り、自分を知ってもらうことが必要と思われます。お互いを知り合う事で、相手が好ましいと感じる距離感やスタンスを得ることが、信頼関係につながることになります。

信頼関係が出来ましたら、相手の職能、職域や立場、役割を尊重しながら、報連相を適宜行います。報連相を行う事で、自分の状況を相手に知ってもらうと同時に、相手の状況も確認することになります。相手の業務が進捗していなくても、急かす事はせずに、自分からの報連相をきっかけを作って、頻度を上げて行ってゆきます。

自分の業務が進捗しなかったり、トラブルが生じて謝罪をしなくてはならない時には、可能な限り「ごめんなさい」の意思表示を、何よりも先にはっきり示すことが望ましいと思われます。また、相手に不利益だったり不愉快な「No(否)」という答えを、示さなくてはならない時には、先に「No」という意思表示と、「No」である理由を簡潔に説明してから、次善の策や代換え案を示すことが良いと考えられます。

介護職として業務を行ってゆく上で、風通しの良い人間関係を築いて行くためには、相手のことを知り、自分を知ってもらいながら、言語・非言語コミュニケーションや報連相を使いながら、相手との間に良い距離感とスタンスが保たれるようにすることが必要となります。その上で、自分自身のアンテナ(五感や感受性)を磨き、網掛け(ネットワーク)を広げて行くことも必要と思われます。



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