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在宅高齢者虐待防止への介護職の役割

在宅高齢者虐待防止は、介護保険制度における質の高いケアマネジメントが行われる事が、必要十分な条件だと考えられます。その中で、チームアプローチを行うメンバーとして、介護職が仕事をしている事業所の役割は、どのようなものが求められているでしょうか。

①訪問介護(ホームヘルプサービス)では、訪問介護員としてサービス、支援を提供する介護職員は、サービス、支援を提供しながら、高齢者や養護者の生活状況等を観察します。高齢者や養護者、同居人、別居親族、等に対する声かけなどにより、精神的な支援を行いながら、観察によって確認された状況や変化などを速やかに、サービス提供責任者やケアマネージャーに正しく「報告(報連相の報)」し、確認した内容と共に報告の事実と結果をサービス提供記録に残します。

②通所介護(デイサービス)などでは、高齢者の全身状態を観察する機会のある入浴サービスで、あざやや傷はもちろんのこと、体重の変動や皮膚の変化を知る事が出来ます。また、着衣の状態や身だしなみなどの整容の状態や食欲など食事の様子などを観察することにより、介護の放任・放棄の状況が把握されることもありますので、それぞれのサービス提供時に把握した事実を整理して記録すると共に、ケアマネージャーに報告します。

③老人短期入所施設(ショートステイ)などでは、通所介護と同様に入浴サービスや食事の提供場面で、高齢者の状態を観察、把握しケアマネージャーに報告し、同時に事実と報告等について記録します。

日常生活の中で行われる介護職のサービス、支援の提供場面は、利用者の心身の状況や養護者の態度、心身の状態などを、最も身近な介護の専門職として客観的に観察することで、虐待に限らずケアマネジメントがが行われるための貴重な手がかりとなります。

利用者や養護者の心身の状態や日常の様子を、フィードバックを行いながらコミニュケーションをはかる事で得られた情報を整理し、サービス、支援の提供状況と共に簡潔に記録する事が、専門職としての介護職員の職務に求めらています。万一、虐待だけでなく利用者の日常生活において異変が生じたときには。速やかにケアマネージャーやサービス提供責任者などに報告し、それまでの記録に記された事実との照合等が行われる事によって適切な判断が行われることになります。



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