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介護ケアの提供場面はコミュニケーションを取りながらの観察場面となります

介護職が行う介護サービスの提供場面は、介護ケアのための観察場面であることを意識しながら、介護サービスの提供を行いながら、利用者のことを知るための観察を、利用者とコミュニケーションを図りながら、利用者に観察されていると意識されないように行わなくてはなりません。

介護職は、介護ケアのための観察者として、利用者宅を訪問してから辞去するまでの間は、介護職は観察者として、観察を行っている事を意識しながら行動を行わなければなりません。観察は利用者と訪問の挨拶に始まり、利用者の表情、声の張り、身だしなみ、居宅の状態などについて、辞去の挨拶に至るまで、前回の訪問時や記録との間で変化や差異が見られるか、雰囲気が違うかなど五感を使って観察し判断することになります。

介護職が介護サービスを行う事は、利用者の心身の状態や生活環境についての観察だけでなく、介護ケアの提供が利用者に添ったものとして行われているか、ケアマネジメントやケアプラン(訪問介護サービス計画)が利用者のニーズに適しているものになっており、利用者のニーズの達成や解消につながっているかを検証することになります。

観察によって利用者について知り得たことは、記録として残すことになります。観察の状況によっては、介護ケアの面接を意識したコミュニケーションを図ったり、サービス提供責任者やケアマネージャーへの報連相を行うことも必要になる場合も生じる可能性があります。また、ケアチームのメンバーとの情報共有やカンファレンスでの情報提供、ケアプラン(居宅介護サービス計画など)の修正などの検討を、記録に基づいて行うことが必要となる場合も生じます。

介護職は、介護ケアの専門職として、介護サービスの提供を行いながら、利用者に添った介護ケアの実践のために、利用者に意識されることなく、介護ケアに必要な情報を面接、観察することで得なくてはなりません。介護ケアに必要な情報は、記録に留めた上で、ケアチームのメンバーと共有を図り、質の高い介護ケアを目指さなくてはなりません。



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