トップ > お役立ち情報TOP > 介護・福祉サービスの理解と医療との連携 > 介護保険制度は被保険者に受益者負担を求めています

介護保険制度は被保険者に受益者負担を求めています

介護保険の加入者となる被保険者は、平成24年3月末時点で第1号被保険者が2,978万人、第2号被保険者が4,299万人となっていました。それぞれの被保険者のうちで、介護保険の受給要件を満たして、介護給付、予防給付を受給することが出来る介護保険の加入者は、第1号被保険者が515万人、第2号被保険者が16万人でありました。

介護保険の加入者は、全員が介護保険料を納めています。介護保険の介護給付、予防給付を受給することで、介護保険の受益を得ることが出来ているのは、利益を受けている加入者は、全加入者約7,200万人のうち約530万人となっています。

2014052403

<図1>介護保険の被保険者(出典:公的介護保険制度の現状と今後の役割/厚生労働省)

介護保険の介護給付、予防給付の受給に対しては、受益者負担の原則により、介護報酬の1割が自己負担額となっています。

介護保険の介護給付、予防給付の支給に対しては、要介護度別に区分支給限度基準額が定められています。区分支給限度基準額によって、受益者負担があると言っても支給限度基準額を超えた介護保険サービス利用についての費用は、介護給付、予防給付の支給は行われません。支給限度基準額を超えたサービス利用の費用については、全額自己負担となります。

2014052501

<図2>介護給付・予防給付受給者の自己負担(出典:公的介護保険制度の現状と今後の役割/厚生労働省)

2014052203

<図3>区分支給限度基準額

介護保険の給付として、介護保険サービスの利用を受けた場合に、月額サービス利用の総費用が区分支給限度基準額以内であったとしても、所得の低いサービス利用者には、自己負担が困難な場合があります。自己負担が困難な場合には、保険者が定めた所得段階に応じて、介護サービス費の自己負担額が上限額を超えた場合には、高額介護(介護予防)サービス費として、上限額を超えた分が還付されます。

2014052502

<図4>高額介護(介護予防)サービス費(出典:公的介護保険制度の現状と今後の役割/厚生労働省)

在宅サービスの高額介護(介護予防)サービス費に対して、施設サービスの介護給付について、所得の低いサービス利用者には、食費・居住費の負担軽減として、特定入所者介護サービス費(補足給付)が介護保険から支給されます。

2014052503

<図5>特定入所者介護サービス費(補足給付)(出典:公的介護保険制度の現状と今後の役割/厚生労働省)



お読み頂いた記事は参考になりましたか?より有益な情報は会員限定のメルマガで無料配信しております。
矢印まずはメールアドレスを入力して会員登録してください。


関連記事
障害者権利擁護のための法制度
障害者福祉制度の変遷と介護保険制度の関係
自立支援医療と補装具費の支給
障害者総合支援制度の訓練等給付などによる障害福祉サービス
障害者総合支援制度の介護給付による障害福祉サービス
障害者総合支援制度の障害福祉サービス利用の仕組み
障害者総合支援制度の仕組み
ICF(国際生活機能分類)と障害へのアプローチ
障害福祉制度とはどのようなもの
障害の捉え方の変遷

Facebookをされている方は以下より「いいね!」して頂ければ、定期的に情報を配信致します。