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知っていますか?介護保険を利用するための準備「前半編」

介護保険の利用には準備が必要
 介護保険は介護サービスを受ける利用者にとっては、大変便利で有り難い制度です。ただ、介護保険は、いきなり介護施設に行って、その場で利用できるものではありません。介護保険を利用するためには、事前の準備や手続きを行わなければなりません。いろいろな書類を作成し、役所での審査などを経ることが必要になりますので、実際に介護保険を利用して介護サービスを受けるまでに少々時間と手間がかかります。

第1ステップ 「要介護認定の申請」
 介護保険は「介護が必要である人」のための保険制度ですので、介護保険を利用したい場合には、「介護が必要であること」の認定を役所から受けることが必要になります。まずは、この認定を受けるための申請をお住まいの市区町村に行いましょう。基本的にはご本人さまが申請を行います。しかし、ご本人さまの申請が難しい場合には、家族や成年後見人、また、地域包括支援センターなどが代理で申請を行うことが可能です。申請後、市区町村の担当者が自宅を訪問し、介護の必要性に関しての調査を受けることになります。

第2ステップ 「要介護認定を受ける」
 訪問調査の結果や主治医からの意見書などをもとにして、介護の必要性についての審査が行われます。この審査の後、審査の結果が通知されます。審査の結果は、「要支援1・2」、「要介護1~5」、「非該当」の8段階に分かれています。このうち、「要支援1・2」と「要介護1~5」は「介護が必要であること」の認定ですから、これから介護保険を利用することができます。一方で、「非該当」の認定を受けた場合には、介護保険を利用することができません。審査結果に納得がいかない場合には、都道府県に対して不服を申し立てることができます。ここまでの流れが、介護保険を利用するための準備の「前半」になります。「後半」は次回紹介しますのでお楽しみに!



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