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介護職のコミュニケーションとはどのようなもの

コミュニケーションは、社会と同じでひとりでは成り立ちません。コミュニケーションは、相手があって初めて成り立つものです。コミュニケーションは、ことばや文字だけでなく、様々な方法や手段を用いて、相手と遣り取りを行うもので、相互性のある行為・行動であります。

介護職が行うコミュニケーションには、介護サービスの提供対象となる利用者やその家族はもちろんのこと、介護ケアにかかわりのあるケアチームのメンバーや社会資源となる人々など、数多くの立場や役割、職能を持つ人達が相手となります。

介護職が行うコミュニケーションでは、様々な人を相手に行う事になり、TPOを意識しながらも自然な話し方や態度を取りながら、意思疎通、信頼関係、共通認識などをスムーズに行えるように、適切な方法や手段を選択することが必要となります。

介護職は、仕事の上では介護の専門職として、様々な人とコミュニケーションを行うことになります。ケアチームなどでのコミュニケーションでは、それぞれの専門職に方言(専門用語)があり、方言がコミュニケーションの妨げになる場合があります。

ケアチームの専門職が持つ知識を得ることも必要ではありますが、介護職がおこなうコミュニケーションの場では、介護の専門用語を出来るだけ用いることなく、誰にでも容易にわかるようなコミュニケーションの方法を心がける工夫が必要と思われます。

介護の専門職として仕事の上で行うコミュニケーションは、経験やセンス(能力)だけでは、専門職として必要とされるコミュニケーションが、必ずしも行えるようになるとは限りません。コミュニケーションは、相手が応じることで成り立つものですから、無反応であったり、取りつく島も無い態度を相手が示した場合の対応方法や、コミュニケーションが取りにくい相手に対してのかかわり方などについては、コミュニケーション能力を高めるトレーニングを積み重ねる必要があると思われます。

コミュニケーション能力を高めるトレーニングと言っても、わざわざ講習やセミナーなどに参加する必要は、必ずしもありません。コミュニケーションは、相手と相互に行われることばや態度などのキャッチボールのくり返しでありますから、仕事の中だけでなく、日常生活の中でも、コミュニケーションの場面で示されることばや態度などを意識してかかわった上で振り返ることが、トレーニングのひとつであると考えられます。



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