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メルマガvol 17: 外出支援・移動支援サービスの上手な使い方

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vol 17: 外出支援・移動支援サービスの上手な使い方

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

知って得する介護保険外サービス

今回は、外出の支援サービスについて紹介します。

介護が必要な状態になりますと、外出する機会も大きく減少します。
介護する側・される側ともに、外出の機会を持つことによって、
心身のリフレッシュを行ったり、
お互いの信頼関係を深めたりすることもできます。

また、外出に行く計画を立てたり、それを目標としたりすることで
生活にメリハリを生むことができます。

通院や公共機関などへの移動であれば、
社会福祉協議会からボランティアによる送迎の支援を受けることができます。
ただ、それ以外の外出には利用することができない市町村がほとんどです。

そういった場合、福祉タクシーを利用するのですが、
料金の設定は業者によってそれぞれ異なりますので、
乗り降りの介助が必要か、待機時間の料金がどのくらい発生するのか、など、
いくつかの業者で費用をシミュレーションしてから選ぶことをお勧めします。

介護を行うための付き添いが必要な場合は、トラベルヘルパーと一緒に出掛けることなどもお勧めします。
講習などを受けたトラベルヘルパーが旅行などにも同行し、必要な介護や介助を行います。
旅行先では、
ふだん生活している場面以上に介護の手間がかかりますので、介護者(同行者)の負担も大きくなります。
トラベルヘルパーに介護を行ってもらうことで、
心置きなく旅行気分を満喫することができ、お互いに気兼ねすることなく行動できますので、
旅行の目的を達成するためにはとても役立つと思います。

■ おすすめトピックス ━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

(Q)介護認定について(りんでんばうむさんの投稿)

昨年末に大腿骨骨折をした、83歳の義父を在宅で介護中です。
入院の際に他の病気が判明して手術が遅れ、高齢なこともあって、骨折は完治しないまま退院となりました。
義父はこれまで一人暮らしでしたが、これを機に我が家で同居し、在宅で介護しています。
入院中に介護申請をして要介護2になったのですが、今回、在宅になってからはじめて介護調査員がきて、現状などを伝えました。
担当のケアマネさんは、「経過も順調だから、要支援になるかもしれませんね」というのですが、
私の介護負担は退院直後から何も変わっていません。
レンタルベッドやデイサービスを利用しているので、介護度が下がるとこのままサービスを利用できるかどうか不安です。
確かに、怪我はかなり良くなりましたが、今でも一人で外出はできませんし、
周囲に知人もいず、何もしないので認知症の兆候もみられます。
こうした状況でも、介護度はさがってしまうものなのでしょうか?

(A)

りんでんばうむさん、はじめまして。どうぞよろしくお願いします。

介護に大変な苦労を抱えながら、要介護度が下がることの不安を抱えていらっしゃるんですね。
心中お察しします。

前回要介護認定の調査を受けたのは入院中ということですが、
入院中は病院内で食事や薬の準備や移動の介助など、病院のスタッフが介護・看護の手間をかけており、
その状況を調査していることから、
在宅で生活しているときに比べて、介護度が高くなるのが一般的です。
その時よりもお怪我の状態がよくなっているということであれば、
前回よりも要介護度が下がるという可能性も
あらかじめ想定しておくことが必要かもしれません。

介護用ベッドのレンタルは、要支援・要介護1の認定では原則としては利用できませんが、
主治医の先生が必要だと判断する状況にあれば、
ケアマネジャーさんに相談して、申請をすることで継続して利用ができます。
それ以外のサービスも介護保険の限度額内で利用できるかどうか、
ケアマネジャーさんに相談し、
場合によっては介護保険以外のサービスも利用していくという方法もあります。

もし、お体の状態や心配されている認知症の状態が悪化するようであれば、
区分変更の申請を行って、再度介護保険の認定調査を受けられることをお勧めします。

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