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メルマガvol 1: 自分に合った在宅介護サービスの見つけ方

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vol 1:自分に合った在宅介護サービスの見つけ方

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

自分に合った在宅介護サービスの見つけ方

老人ホームマップメルマガをご覧の皆様、はじめまして。
ここでは、私が地域包括支援センターで現役相談員をしている経験から、
介護保険の在宅サービス事業所をどのように選ぶのか、
ご利用する側の立場に立って、そのポイントなどをお知らせしたいと思います。

今回は、デイサービスと呼ばれる日帰りの通所介護サービスの選び方についてお知らせします。
現在、デイサービスは介護保険の在宅サービスの中で、
最も利用者数の多いサービスになっています。
事業所ごとに特色を出しやすく、多様化・差別化の進んでいるサービスでもあるため、
自分(家族)にあったデイサービスを見極めることは大変重要です。

まずは、担当のケアマネジャーに、利用希望を伝え、
利用定員の空き状況や送迎範囲などの条件にあてはまるデイサービスのパンフレットを
いくつか用意してもらいましょう。

そして、必ず、見学を行いましょう。
パンフレットで立派な設備や活気のある利用者の様子を掲載していても、
実際見てみると、まったく期待外れだったということもよく聞く話です。
まずは自分の目で確かめてみましょう。
見学のために送迎の手配をしてくれるデイサービスもありますので、
ケアマネジャーに確認してもらいましょう。

見学の時には、
まず、デイサービスを利用している利用者の方たちの様子を見てみましょう。

デイサービスを利用している利用者像と自分(家族)とを比較してみてください。
元気な方の多いデイサービスもあれば、認知症の方が多いデイサービスもあります。
話し相手になりそうな人がいるかどうかを見ておくことは、とても重要なポイントです。

男性の方は特に同性の方がいるかどうかということも重要です。
介護保険サービスの利用者は女性が多く、特にデイサービスではそれが顕著にみられます。
家族以外の異性の間に溶け込みにくい世代の男性も多いので、
利用者の中に同性の方がいるかどうかも見ておいた方がいいでしょう。

また、見学の際に、昼食の試食をさせてもらえるデイサービスもあります。
毎週利用することになるかもしれないデイサービスでの食事です。
食事に魅力がなければデイサービスに行く楽しみも半減してしまいます。
遠慮をされる方も多いのですが、少量でも必ず試してみることをお勧めします。

次回も引き続き、デイサービスの選び方についてお知らせします。

■ おすすめトピックス ━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

(Q)症状は変わらないのに介護認定が軽くなりました(バーラさんの投稿)

母は糖尿病と認知症があり、要介護1の判定を5年前から受けています。
以前は父と2人暮らしで、インスリンの打ち忘れなどがあり、病状が不安定でした。
しかし、父が他界したのを機に、私と同居をはじめ、
以来、薬の管理は私が するようになり、病状もかなり安定しています。
ただ、認知症があるため、もちろん自分では薬の管理はできませんし、
トイレや入浴もその日の状況によっては 介助が必要です。
現在は週3回デイサービスを利用し、入浴などはそちらでお願いしており、大変助かっています。
ところが、今回の介護認定でどうやら要支援になりそうだとケアマネさんから言われてしまいました。
要支援になるとデイサービスは週2回もしくは1回しか利用できません。
そうなると家庭内で入浴介助等をしなくてはなりませんし、
何より、精神的な負担が大きくなりそうで困惑しています。

(A)
バーラさん、はじめまして。
5年間の介護生活、本当に様々なご苦労があるかと思います。
要支援になるということは、ひとつにはバーラさんの献身的な介護があってのことですが、
サービスが減ることで現在の生活が維持できなくなることは避けなければいけません。

まずは、担当のケアマネジャーに依頼して、
認定期間が変わったその月の月初に区分変更申請をしてもらうことをお勧めします。
再度、認定調査がありますので、その際には調査に立ち会って、
前回の調査で反映し切れなかった実態について伝えていきましょう。

認知症の方であれば、同居している生活の中で
こんなことで困った、というような様々なエピソードがあったかと思います。
それらをできるだけ書き留めておいて、忘れずに調査員に伝えましょう。
特記事項として調査書に付記してもらい、重度の認定にするための判断材料を増やしましょう。

トイレや入浴についても、その日の状況によって介助が必要ということですので、
介助が必要な頻度(週に何回くらい)ということも正確に伝えておきましょう。
介助することがある、と伝えるだけでは、頻度としては少ないと判断されてしまうことがあります。

ここ数年、要介護認定の基準が厳しくなっていることは事実です。
しかし、糖尿病と認知症とを併せ持っていることを考えれば、自己管理は難しいので、
在宅の生活を続けていく上では、要介護の認定は必要だと思います。

調査して結果が出るまでの間はサービスの制限が必要になるかもしれませんが、
ケアマネジャーと相談しながら、望む結果が得られるように準備していきましょう。

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