人手不足が騒がれる介護業界で、各社、いかに人を採用するかを考えています。そんな中、穴吹興産グループが面白い施策に打って出ました。
穴吹興産グループは介護施設事業を強化するため、資格取得者の増加策を打ち出す。専門学校などで介護資格取得を目指す学生に卒業後、グループの介護施設に勤務する前提で返済が原則不要の奨学金を供与。採用した派遣社員の資格取得費用を全額補助する制度も始める。同社は介護施設運営を事業の柱の一つに育てる考えで、資格取得者を増やしサービスを強化する。(日経新聞)
今までにない新しい人材の囲い込み方ですね。とても面白い施策だと思います。専門学校では1年生、大学では3年生が対象。奨学金の内訳は授業料が月々3万円で、卒業後に同社に入社すると祝い金として3万円出すそうです。しかし、一方で卒業後に同メディカルケアに入社しなかったり、入社後3年未満で辞めたりした場合には全額または一部の返済を求めるのだとか。学生からすれば、資格と就職が同時に手に入るチャンスと言えます。実際問題、入社後に研修をするよりは学生の頃に助成した方が費用対効果も良さそうです。
逆に言うと、多くの施設はスタッフ不足で苦しんでいることがよく分かります。施設に転職するとしても、施設に入居を考えるにしても、スタッフの質はとても大切。質を見極めるためには何度も見学に行ってくださいね。大切な施設選びは慎重に。そのお供に老人ホームマップをどうぞ。