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介護者家族向け(8)認知症の治療と日常生活での工夫

認知症の早期発見早期治療で快適な生活をより長く維持できます
 認知症の多くを占めるアルツハイマー型や脳血管性認知症は、生活習慣病との関連があるとされています。食生活を見直し、野菜、果物、魚介類をバランス良く豊富に含む食事内容を心がけたり、定期的な運動習慣を身につけることも、認知症予防や症状の進行を遅らせる一助となります。
また認知症の早期発見早期治療できれば、薬を用いるなど高い治療効果が期待できます。たとえばアルツハイマー型認知症の場合は、1999年に塩酸ドネペジル(商品名アリセプト)という薬が認可され、投薬治療によって記憶障害や認知障害が改善されて病気の進行が抑えられるようになりました。こうした治療も早期に治療を開始することでより高い効果が期待できます。

自分でできることは手助けを極力少なくしましょう
 認知症を発症しても、着替え、食事、入浴など基本的な生活行動が急にできなくなるわけではありません。失敗をしないような工夫や安全に配慮は必要ですが、できるだけ本人が行うことを促しましょう。

リハビリテーションは大切です
 認知症が進行するなかで、症状の進行を遅らせるためだけでなく、認知症の家族が楽しく生活をするためにも、さまざまなリハビリを行うことは効果的です。

回想法、音楽療法、芸術療法などがあります。

回想法:アメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法で、家庭でも行いやすいものです。本人の昔の写真、若いころに流行していた映画など、過去を思い出しやすくするための道具を用意し、必要に応じて問いかけをしながら、認知症本人の思い出話に耳を傾けるようにしてください。

音楽療法:好きな音楽を聴く、カスタネットやタンバリンなどの簡単な楽器を奏でる、歌に合わせて踊る、カラオケで歌うなどの方法で、脳を活性化させるリハビリテーション法のひとつです。

芸術療法:絵や粘土細工などの表現手段を利用し、精神状態に働きかける治療法です。



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