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介護者家族向け(5) 認知症介護を継続する工夫:施設・サービス

認知症介護でもっとも大切なことは、認知症の家族を尊重し、愛情をもって介護を継続することです。そのためのいくつかの工夫が必要です。施設・サービスを活用することもそのひとつ。かかえこまずに積極的に利用しましょう。

 家族が認知症になったとき、相談窓口、利用できる施設を探しましょう。
行政の相談窓口
・ 市区町村の地域包括支援センター:在宅介護などに関する相談窓口です。
・ 都道府県の高齢者総合相談センター:認知症など、高齢者とその家族の悩み事や法律に関する相談などを受け付けています。自治体によってことなりますから、役所の介護保険に関する窓口へ連絡をしましょう。

 団体で支援活動をしているところ
・ 公益社団法人 認知症の人と家族の会 電話相談 0120-294-456
(土日祝を除く10:00〜15:00)http://www.alzheimer.or.jp

・ 認知症110番(公益財団法人 認知症予防財団):認知症に関する無料の電話相談窓口です。認知症一般の医学的な相談は予約をすれば、指定の日時に大学の専門医に電話で相談することができます。0121-654-874
(祝日、年末年始を除く 月・木曜日10:00〜15:00)http://www.mainichi.co.jp/ninchishou/

 施設の種類と特徴
・ 介護保険が使える介護保険施設:介護老人保健施設、介護老人福祉施設、介護療養型医療施設があります。介護保険の被保険者で、各施設の利用対象が利用できます。
・ グループホーム(認知症対応型共同生活介護):認知症の人が生活できる環境を整えた施設で、認知症の進行を遅らせるような工夫がされています。費用は施設・介護条件によって異なります。
・ 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム):介護保険の被保険者。要介護認定を受けた65歳以上の高齢者。医師による治療などが必要な人は対象外。費用のめやすは、1日約2000円程度と生活費など。
・ 介護老人保健施設(老人保健施設):介護保険の被保険者。要介護認定を受けた人で、入院治療の必要がなく、症状が安定している人が対象。

その他:市町村が運営する「養護老人ホーム」、民間事業者が運営する「有料老人ホーム」など



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