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強迫性障害は生活上の機能障害を起こす10大疾患のひとつとされています

強迫性障害とは、強い不安やこだわりによって日常生活に支障が出る疾患です。WHOの報告では、生活上の機能障害を引き起こす10大疾患のひとつに上げられています。

強迫性障害の症状は、「強迫観念」と「強迫行為」の2つの症状があります。強迫観念とは、頭から離れない考えのことで、不合理だということがわかっていても忘れることや消し去ることが出来ず、いつも頭の中に居続けて気になってしまいます。強迫行為とは、強迫観念から生まれた不安に基づいて行わなければならない動作、行動のことで、自分自身でも過剰、無意味とわかっていても行わなければ、不安を一時的にでも治めることが出来ません。

<強迫性障害の代表的症状と頻度(日本)>

●汚染の心配(不潔恐怖)⇒掃除や洗浄(40~45%)

●人や自分を傷つける心配(攻撃的な観念)⇒確認(30%)

●正確性の追求⇒確認や儀式行為(30%)

●数字へのこだわり⇒数を数える(15%)

●物の配置や対称性へのこだわり⇒儀式行為(10%)

●無用なものへのこだわり⇒保存(5~10%)

●その他(20%)

強迫観念と強迫行為とはセットになって出現することが多く、日本では汚染の心配(不潔恐怖)と掃除や洗浄とのセットが最も多い症状となっていますが、世界的にも強迫症状の内容や組み合わせ、出現頻度も同様になっているとのことです。

強迫性障害の主な治療法は、SSRIやクロミプラミンなどのセロトニン再取り込み阻害作用を持つ抗うつ剤による≪薬物治療≫と、強迫観念として恐れ回避していたことに直面化し(曝露法)、不安を軽減するための強迫行為を敢えてしないこと(反応妨害法)を継続的に訓練するという曝露反応妨害法という≪認知行動療法≫との併用が多く取り入れられています。

治療にあたっては、疾患と疾患への治療や対処について、本人や家族などが十分な理解を得るための取り組みを行う事が望まれます。本人の治療への動機付けを高めるとともに、家族などからの支持を得ながら治療を続けてゆく事が重要となります。



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