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専門職の連携の難しさは昔からの大きな課題です

専門職の連携の必要性は、地域ケアと同じように30年以上前から言われ続けて来て、どちらも未だに十分に機能していない現実があります。高齢者などの支援を必要とする人々が、住み慣れた地域で能力に応じた自立・自律した日常生活を支えるために、チームケアを実践して行く事がどれだけ大変な事なのかわかると思います。

高齢者などが地域で生活を続けてゆくには、地域ケアの構築、充実が必須と考えられますが、30年以上前から言われていた地域ケア会議も実施されている地域はあるものの、全国的に組織化されて実施されている状態ではありません。今度こそ地域包括システムによって、住み慣れた地域で能力に応じた自立・自律した日常生活が送ることが出来るような、地域ケアが行われる事を期待したいと思います。

介護ケアを行う専門職の職種は、介護職をはじめとして数多くあり、その職務の内容は他の専門職とは独立した職域のものや類似の職域、重複した職域など、職種ごとの専門性の違いはあるものの、介護ケアを行う上で専門職種間の連携は必須のものであります。

チームケアを行ってゆく上で、専門職種間の連携が必須という認識は、多くの職種間で共通のものとなっており、チームケアのマネジメントが有効かつ効果的に行う事が可能と思われていますが、医師との連携が非常に難しいことが指摘され、チームマネジメントによるケアチームの連携が図れないことが常に問題とされています。

チームケアを行うケアチームの職種には、その多くが「医師の指示のもとで」という、医師の指示に従って職務を行う職種であるために、医師の存在を常に意識しながら業務を行わなくてはなりません。高齢者の心身の状況から医師(主治医)の役割は大きく、医師が利用者主体の介護ケアを目指すという主旨に積極的に理解を示して、多くの専門職種が介護ケアの実践を果たすために、情報共有と意識統一のためにケアチームとしての協力が得られれば、チームマネジメントの難しさが解消される目途が立つと言っても過言ではないと思われます。

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