はるるさん、はじめまして。お父様のご病気に対して、前向きに対処しようとされているはるるさんの態度、素晴らしいと思います。お役に立てるかわかりませんが、アルツハイマーについて私が得ている知識、そこから予想される今後の症状の進行について、またお薬について書かせていただきますね。
アルツハイマー病は、脳内の神経細胞が障害され機能を失い死滅していく（これを変成といいます）ことで起こる病気です。このため申し上げにくいのですが、おそらくお父様の認知機能の低下は進行していくと予想されます。
アリセプトは、短期記憶障害の進行を平均1年ほど遅らせますが、神経細胞の変性を止めること自体は出来ません。
副作用としては服用し始めた当初は下痢が、しばらくすると頻尿や興奮・パーキンソニズムによる運動障害などが出ることがあります。もしこれらの症状が出てきたら、アリセプトの量を減らすのが良いようです。ただ、服用法に関しては主治医の先生や薬剤師さんに相談するのがいいかと思います。
また、もし、日記をつけるのをいとわないのであれば、お父様の経過日記をつけてはどうでしょうか。毎日の日付と、ちょっとした、印象に残る出来事ほんの２-３行書くだけで構いません。病院に通院した内容、お薬の事。会話の内容など。
あとで、必要なときに読み返せますし、病状の進み具合もわかります。また、お父様自身も１行日記で構わないので、日記を付けるなどして、手と頭を使うようにして、少しでも症状の進行を遅らせるよう、頑張っていただいてみてはどうでしょうか。症状が進行すると、また別のご苦労が出てくるかとも思います。そんな時は、こちらの掲示板を利用し、少しでも負担を減らしてください。