特養で介護福祉士として働く者です。入居者様は認知症の方ばかりで、毎日、思いがけない行動や対応を取られる方も少なくないため、日々、コミュニケーションなどの取り方に頭を悩ませています。とはいえ、私たちの仕事は入居者様がいかに快適に、充実した毎日を過ごせるか、そのお手伝いをすることですから、できる限り相手の立場にたった対応をと心がけています。そんな中、少々気になるのが、職場の後輩たちの高齢者への対応です。

居室外でフラフラしている方、被害妄想のある方、帰宅願望の強い方などを、一括りにして「問題行動のある入居者様」と考えているようで、すぐに「しょうがいないよ、あの人、問題行動ばっかだし」というように捉え、入居者様ごとの対応などを自分なりに考えるといったことをしないのです。なんでもかんでも、「問題行動」を言い訳にしていては、彼らのスキルも向上しないと思うのです。