訪問調査は、要介護度を決定するために、介護申請のあったご本人の心身状態について、実際に見て、認知機能、身体機能、社会生活への適応度などについて調べる事を目的としています。この調査は、更新のたびに行われます。調査は、調査項目表をもとに、調査員が本人にできること、できないこと、現状の状態などを質問してチェックをていく形で進められます。ただ、ご本人が調査の際に見栄をはったり張り切ったりして、できないことを「できます」と答えることなどはよくありますので、家族が同席してきちんとフォローする事が必要でしょう。その際、たとえば介護日記などの記録を見せたり、写真に撮影した日常生活を見せたりすると、実状を正確に把握しやすくなると思いますので、用意しておくといいと思います。ただ、調査員の前で本人を傷つけてしまわないよう、さりげなく伝える工夫をしたほうがいいでしょう。冷静に対応なさってください。