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老人ホームマップ > あなたがご意見番

問

「あなたの知っている施設の料金、適正ですか?」調査結果(調査期間: 2006/11/20 ~2006/11/29)

「光熱費が異様に高い」「雑費が凄い高額だが、何だかよく分からない」 なかには不透明な経費要求も……? あなたの施設は大丈夫ですか?!

結論

――――老人ホームマップに、次のようなクチコミが寄せられました。

「光熱費が異様に高い」「雑費が凄い高額だが、何だかよく分からない」…

――――また、老人介護市場について、現在次のようなことが叫ばれています。

「老人介護市場の競争市場化を早く進めるべきである」「不可解な価格設定が横行している」…

そこで、老人ホームマップでは今回、【あなたがご意見番!】のコーナーにおいて、「あなたの知っている施設の料金、適正ですか?」という調査を実施しました。実際に施設を利用している人々の目から見た現状、実情。これを明らかにし、上記の問題に切り込んで行こうというのが趣旨です。

それでは、今回の調査結果を概観してみましょう。

 

はい  
 
   
 
  いいえ
63%
     
37%

 

ご覧の通り、「適正」と答えた方の割合が63%に達し、「不適正」と答えた方の割合37%を大幅に上回っています。

適正:63%

この結果により、老人介護施設利用にまつわる価格設定に関して、およそ三分の二の人々が「適正である」と判断している、ということが分かります。また、今回の調査は「実際に知っている施設の価格」を対象にしていますので、およそ三分の二の人々が「自身、適正な価格に接することが出来ている」と判断していると読み替えることも出来ます。少なからぬ施設が利用者の信頼を獲得していると言えるでしょう。

但し、注意

とはいえ上記の結果については、次の点に注意する必要があります。すなわち、 YESと答えている方々の中には、必ずしも「価格」に対する関心を抱いていない人がいる!

「高かったけれど詳しく調べなかったです。」(57 歳 男性)
「細かい事は、見てみぬふり。」(47 歳 女性)
「気にしていない。要求の通り支払っている」(64 歳 男性)

こうした方々は、「料金が適正である」という判断に基づいているというよりは、「料金とはそういうものである」というある種の達観に基づいていると言えます。その点、料金に対する不満を直接的に抱いているのではなくとも、「諦め・不信感」を抱いている(=NOに類する)人々だと分類することが出来るかもしれません。つまり、上記の結果について、額面通り受け取ることは出来ないという“留保”が、求められることになります。(後にも触れますが、こうした「結果の曖昧さ」が、イコール「曖昧さの表れる現状」という意味で、介護市場を巡る消費者の意識を浮き彫りにしてくれます)

不適正:37%

「適正」と答えた人の割合が、「不適正」と答えた人の割合を大幅に上回りました。しかし、だからといって「不適正:35%」という結果を良しとするわけにはいきません。“35%が不適正な価格に遭遇している”現状。これは決して少ない割合とは言えないでしょう。とはいえ、一方で、致命的なほどに多すぎる結果というわけでもありません。上で見た通り、少なからぬ施設が利用者の信頼を獲得しています。この結果から分かるのは、“適正という信頼感を与える施設もあれば、そうではない「不透明」な施設もある”という、ある意味では当たり前のことです。当たり前のことですが、無関心な方がいらっしゃるという現状からも推し量られるように、「実際に適正な施設がある」「実際に不適正な施設がある」と確認しておいて、確認し過ぎるということはありません。

以上の結果からわかること! 「適正:63%、不適正:37%」という数字の判断の仕方

――施設を利用している方の中には、介護市場を巡る問題に関して、「そういうものだと諦めている」と言う方もいらっしゃいますが、必ずしも諦める必要はない。また、施設を探す人の中には、「細かいことなど気にしていられない」と言う方もいらっしゃいますが、それでは「不適正」な施設に引っかかってしまうかもしれない。ちゃんと利用する前に注意しておく必要があるし、注意して探していれば、決して見つけられないことはない。ちょうど、そうしたことを感じ取れる結果(65:35)だったと思います。以上が【あなたがご意見番!】結果分析です。

では、実際に施設を利用する際は、何に注意しておけばいいのか?

その点について、この【あなたがご意見番!】では、まさに“皆様から寄せられた「ご意見」”を元に、具体的な事例をピックアップしていく形で確認していきたいと思います。

施設を利用する方々が“実際に遭遇した”事例。あるいは抱いた“印象、感覚”。はたまた“対策”。――“意識の傾向”。それらが、現状を把握する手立てになるのと同時に、重要な参考材料となるでしょう。

以下に、【あなたがご意見番!】編集部のコメントと一緒に掲載させて頂きます。

ご覧ください!!


あなたがご意見番!

詳細な説明を受けられる

「料金については、入所のとき、料金変更のときに説明を受け、また明細書が送られてくる」(54 歳 男性)
「かなり細分化された明細が送られてきますので、一応納得しています。」(73 歳 男性)

不透明な項目はない

「まだ不透明な経費に遭遇したことはない」(50 歳 女性)
「おかしな料金請求等を経験したことはない」(54 歳 女性)
「食費、管理費等、高額ですが不明な点はありません。」(52 歳 男性)

[hirano]明細は詳細だから見るのが大変!でもきちんと確認することで、料金について納得することも重要ですよね。

不透明な項目がある

「たしかに、雑費という曖昧な内容で取られるお金が多いのには、閉口しています。」(50 歳 女性)
「毎月の管理費(食費は別)は明細がわかりません。」(55 歳 女性)
「冬場の暖房費用が割高だった」
「費用項目の内容がオープンになっていれば良いのでしょうが(そうではない)。」(59 歳 男性)
「電気代が一月に一人当たり一万円は高いと思う。」(61 歳 女性)

[hirano]不透明な項目がある、ない共に多くのご意見をお寄せいただきました。施設によっても大きく違う、ということなんでしょうか。高い安い、透明不透明では問題が別かもしれませんが施設を利用している方は今一度再確認した方が良いのではないでしょうか!?

達観、諦め

「こんなものだと思っている。」(56 歳 男性)
「光熱費といっても適正かどうか判断しようがない。総計でいくらかしかない」(51 歳 男性)
「収容されるのに懸命で、そんな文句は云えません。」(73 歳 男性)
「高かったけれど詳しく調べなかったです。」(57 歳 男性)

[matuda]介護とか施設とか、色々大変な事情が重なって、施設を探すのも大変、選んでいる余裕もない。そして説明自体難しい……。介護施設を巡る環境には、なんとなく曖昧なままに済ませてしまう風潮(そして諦める!)が確かにあります。私たちは、まさに今、その風潮を見直す局面に差し掛かっているのだと思います。

自分で対策を取った

「いくつかの施設を訪問して提示された料金を個別に比較しそれぞれにある水準の価格を知り、個々の施設の特色による料金の差を認める。入居している施設は食事に特徴があり少し他より高かったが、料理の内容等から不満はなかった。」(63 歳 男性)

[hirano]非常に行動派ですね!実際に比較してみて、料金の感覚を知り少しくらい高くても自分好みの施設を選択する。とても理想的な選び方だと思います。

高い

「デイサービスの時、施設によってサービスに含まれる料金が違いました。一番驚いたのは、料金も高いのにサービス内容が乏しく、さらにリハビリパンツやパットの料金が別途追加されたことです。2月ほど利用したのち、そこへは行かなくなりました。」(51 歳 女性)
「テレビやアイスボックスを持ち込んでいるので、電気代をとられるが、ちょっと高い気がする。」(58 歳 女性)

[hirano]気に留めていなかったことに実は料金がかかっていた。自宅では気軽に行っていたことも、施設のサービスを利用すると普段より割高になる、といったご意見が非常に多く寄せられました。節約のためには施設の暮らし方、料金のかかり方を理解し、その施設ならではの暮らし方を開拓することが重要なのかもしれませんね!

[matuda]せっかくなので、今回の調査で施設利用者の方から「高いと思われる項目」として挙げられたものを、以下に列挙してみますね。施設を探す際の注意点として、参考にして頂ければ幸いです。

  • 全体
  • オムツ
  • レクリエーションの費用
  • 電気代
  • リハビリパンツやパット
  • 毛布や厚手の寝巻き
  • 食事
  • 施設内で部屋の移動をした際、マンション並みの改修工事費用の負担を迫られた

事情

「最近の老健は、料金の値上げと施設の増加で入所者の減少に困っている、みたいです。」(73 歳 男性)

[matuda]今回、「施設の料金は適正か」という設問で調査しましたが、寄せられた意見の中には“介護施設を巡る最近の事情”そのものに目を向けているものも複数見受けられました。そう、このような関心を持つことが、新たな“理解”を育てていく中では大事かもしれません。

オムツ代が高い

「おむつは、持ち込んだ方が安いのですが、売店で買うので持ち込まないでくださいといわれました。」(42 歳 男性)
「紙おむつが高いと思いました。施設でそろえるようになったら、自分で用意したときの2倍の金額がかかりました。決まった時間しか取り替えないのだからそんなに変わるとは思えないのですが」(53 歳 女性)
「紙おむつと尿取りパットに疑問を持ち、持参しますと言いましたよ」(51 歳 男性)

[hirano]オムツが割高である旨のクチコミは非常に多く寄せられており、とても驚いています。今回のテーマの重大な象徴とも言えますね!

[matuda]紙おむつも、「持参してよい」と言う施設と「持参しては駄目」と言う施設、両方がいるようです。そう言えば、この前調査した紙おむつの価格では、「月額7000円程度」という所もあれば、「月額24000円」という所もありましたね。要チェック?

事後承諾に気をつけて

「急な気候の変動で毛布や厚手の寝巻きを持っていくのが遅れた時に施設側で急遽購入してくれたのですが、これがほとんど値札通りの値段で2万円近くしました。」(44 歳 女性)
「マッサージ料金3000えんとありびっくりした事がある。外部からマッサージさんを呼んだとの事。事前に説明がなかった。」(49 歳 女性)

[hirano]高値や不透明、というご意見とは別に多かったのが"料金がかかるとは知らずに受けて請求された"というものでした。疑心暗鬼にはなりたくないものですが、何が有料なのかどうかはきちんと確認するのがとても重要です!